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「冷え性」と「汗かき」は、その症状から真逆のイメージを抱きがちです。しかし、実際には冷え性の方の多くが「汗をかきやすい体質」であるということをご存じですか?
冷え性を自覚している方の中には、暑いと感じていないのに、手のひらや足の裏が汗ばんでしまう、といった経験を持つ方も多いはず。
今回は、冷え性と汗かきの関係性についてご説明していきたいと思います。
汗の主な働きは、体温の調整にあります。人の身体は体温が上がると、汗をかいて必要以上に上がった体温を下げようとします。この発汗の働きを「温熱性発汗」といいます。
気温の上昇、運動による体温上昇、食事をした時などで汗をかくことは温熱性発汗にあたります。この温熱性発汗は、生命維持にとって非常に重要な生理現象です。
冷え症になる原因の1つは血行不良によるものです。血液は全身に熱を送る役目があります。しかし、血行が悪くなると熱が上手く行き渡らず、身体が内側から冷えていきます。
血液は身体の中心から離れるほど循環しづらいので、手足の先が冷えるのはこのためです。また、血行が悪いと代謝が悪くなり、体内に水分が溜まってしまいます。この溜まった水分が身体を冷やし、体温を下げてしまう要因になっています。
そのため、身体が冷えた状態が続くと、冷えの原因となる体内の水分を何とか排除しようと身体が危険信号を出し、発汗して体内の水分を排出します。
冷え性の方に見られる発汗は、体温を下げるためではなく、体温を上げるためのものなのです。
冷え性の方が汗をかく原因は、身体の冷えを引き起こす「体内に溜まった水分」にあります。そのため、冷え性の方の汗かき改善には「発汗をいかに抑えるか」ということより、「冷え症の原因を改善する」ことが重要です。
血行を良くし、代謝を上げることで、不必要な水分や老廃物が体外に排出されます。結果、冷え性が改善し、汗かきの改善につながります。
代謝を上げるために大切なことは運動です。運動不足は血行不良を引き起こします。日頃から運動や筋力トレーニングを行ない、筋肉量を増やすことで血行を良くし、代謝を上げることができます。
また、半身浴も効果的です。ぬるめのお湯でお腹から下だけ20~30分程つかることで身体が温まり、血行を良くします。冷え性で汗に関する悩みを持つ方は、まず、冷え症にならない身体作りに取り組まれることをおすすめします。
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院長 南部 正樹
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