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意外にもワキガの悩みを抱えているのは、男性よりも女性の方が多いってご存知ですか?
実際に存在するワキガの患者数も、
男性が4割、女性6割という比率だと言われています。
女性の方が「臭い」に対して敏感で、さらに改善や治療に対して前向きであることが、実際のクリニックの通院や、デオドラント商品の購入に結びつくのかもしれません・・・
しかし、女性の方にワキガ体質の人が多いのには、ちゃんとした医学的根拠があるのです。

男性に比べて女性の方がワキガ体質になりやすいのは、以下の理由が考えられます。

そして、ワキガと密接な関係にあるのがアポクリン汗腺。
アポクリン汗腺から分泌される汗には、タンパク質、アンモニア、脂質を始めとして沢山の「臭い」に発展する物質が多く含まれているのです。
つまり「アポクリン汗腺の数が多い人がワキガ体質である」ということになります。
そして、女性は男性に比べると、アポクリン汗腺の数が多い傾向にあります。アポクリン汗腺の数が多い=ワキガ発症の確率が高いということになるのです。
さらに、甘いものが好きな女性だと、血中脂質が高い傾向にあり、その結果、皮脂腺からの皮脂の分泌量が人より多くなってしまうこともあります。
そういった側面からもワキガ発症のリスクは女性の方が高いと言えるのです。

③ ホルモンバランスの乱れが汗腺に影響を及ぼす
女性ホルモンの1つである「エストロゲン」は、30代後半から40代を迎えると急速に減少していきます。
するとエストロゲンが減少しているにも関わらず、エストロゲンを分泌しようとしてしまう「ホルモンの分泌異常」が起きてしまいます。
これがいわゆる更年期にみられる「ホルモンバランスの乱れ」です。

そして、発汗の量が増えることをきっかけに、アポクリン汗腺も刺激され活発化し、ワキガを発症したり、これまで軽度のワキガだった方が悪化するという現象が起きるのです。
汗の悩みや、臭いの悩みとは無縁だった女性も、更年期を迎えたら注意が必要です。
(排卵日前後になるとワキガの臭いが強まる方がいますが、それもホルモンバランス乱れが影響しています。)
このように女性は様々な理由から、男性よりもワキガを発症しやすい傾向にあるのです。

ワキガ臭対策は様々ありますが、根本的な改善を望まれる方はぜひ専門の医療機関へご相談ください。
川崎中央クリニックでは、患者様の状態に合わせた治療プランをご用意しています。
なかなか人には相談しづらい女性のワキガや汗のお悩み。
当院では専門のカウンセラーが親切丁寧にご相談に応じます。
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院長 南部 正樹
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