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Hyperhidrosis

多汗症治療

多汗症とは

多汗症とは、手のひら、足の裏、ワキの下、頭部などに、日常生活に支障をきたすほど大量の汗が分泌される症状です。原因はまだ完全には解明されていませんが、精神的な要因、食生活、病気、ホルモンバランスの乱れなど、さまざまな要素が交感神経に影響を与え、エクリン腺からの過剰な発汗を引き起こすと考えられています。

日常生活においても、ストレスや緊張、不安などで手や足に汗をかくことはありますが、多汗症の場合はその量が著しく多いのが特徴です。たとえば、手のひらの多汗症では、「湿っている程度」「汗が水滴となって見える」「汗が滴り落ちる」など、症状の程度にも段階があります。

手を少し動かすだけで汗が飛び散る、書類やノートが濡れて字が書けない、人と握手するのが怖いなど、日常生活に大きな影響を及ぼすケースも少なくありません。

川崎中央クリニックでは、注射による手軽な治療から、RF(高周波)技術を用いた「マイクロニードルドライ」という最先端の治療まで、さまざまな多汗症治療をご用意しています。多汗症でお悩みの方は、ぜひ一度ご相談ください。

多汗症の種類と症状

多汗症には、大きく分けて「全身多汗症」と「局所性多汗症」の2種類があります。

全身多汗症は、体の広い範囲にわたって多量の汗をかくタイプで、内分泌や神経系の疾患に伴って発症することが多いとされています。代表的な原因には、バセドウ病や糖尿病(特に上半身に汗をかく)、低血糖、産褥期(出産後4〜5日目頃のホルモン変化)などがあります。

局所性多汗症は、手のひら、足の裏、脇の下など、体の一部に集中して汗をかく症状です。主な原因は、自律神経の乱れや精神的ストレス、緊張によるもので、多くは明確な身体疾患を伴いません。

  • 手掌多汗症
    (しゅしょうたかんしょう)

    手のひらに異常な量の汗をかく多汗症で、最も一般的な局所性多汗症のひとつです。
    人と握手ができない、書類やノートが濡れて字が書きにくい、パソコンのキーボードやマウスがべたつく、スマートフォンが汗で濡れて故障するなど、日常生活に大きな支障をきたすことがあります。
    通常の人でも緊張すると手に汗をかくことはありますが、手掌多汗症では緊張していないときでも常に手が湿っていたり、汗が滴り落ちたりするのが特徴です。

  • 足蹠多汗症
    (そくせきたかんしょう)

    足蹠多汗症は、足の裏に多くの汗をかく症状を言います。汗で靴下がぬれたり、汗で滑ってサンダルが履けない、廊下に点々と汗の足跡ができたりするなど、深刻な悩みをもつ方も多くいらっしゃいます。

  • 腋窩多汗症
    (えきかたかんしょう)

    脇の下に多量の汗をかく症状です。体温調整による自然な発汗もありますが、腋窩多汗症ではそれを超える量の汗が出て、服が濡れてしまうなどの支障が出ることがあります。
    なお、脇の下にはアポクリン腺も存在するため、においが発生しやすい部位ではありますが、多汗症自体は「におい」が主症状のワキガとは異なります。

その他の多汗症

上記以外にも、以下の部位に起こる多汗症があります。

顔面多汗症(顔に汗をかく)
頭部多汗症(頭に大量の汗をかく)
背中多汗症(背中に集中して汗をかく)
胸部多汗症(胸元に汗をかく)
臀部多汗症(お尻周辺に汗をかく)

いずれも、日常生活に不便を感じるほどの発汗が見られる場合は、多汗症として治療対象となります。

多汗症セルフチェック

多汗症の症状をもとに作成したチェックシートです。

チェック項目が多かった方は多汗症の可能性があります。「お問合せフォームまたはお電話(0120-190-929)よりお気軽にご相談ください。

  • 緊張すると手やワキの下に汗をかく
  • パソコンのキーボードが汗で濡れる
  • 電車のつり革が汗で濡れることがある
  • 常に手が汗ばんでいる
  • 車のハンドルが汗で濡れることがある
  • 洋服に汗ジミができる
  • 熱くないのに下着が濡れるほど汗をかく
  • サンダルなど履くと汗で滑ることがある

多汗症の原因

多汗症には、「全身性多汗症」と「局所性多汗症」があり、それぞれ原因が異なります。さらに、原因の有無によって「原発性多汗症」と「続発性(=二次性)多汗症」に分類されます。

原発性多汗症とは

原発性多汗症とは、明確な疾患や外的要因がなく発症するタイプで、主に手のひら、足の裏、ワキなど体の一部(局所)に過剰な発汗がみられます。日本皮膚科学会では、日常生活に支障をきたすほどの発汗がみられる状態を「原発性多汗症」と定義しています。

特に精神的ストレスや緊張、不安などが誘因となりやすく、対人関係に悩みを抱える方や精神的な負担を感じやすい方に多く見られます。

続発性(=二次性)多汗症とは

続発性多汗症は、特定の疾患や薬剤など、明らかな原因がある多汗症を指します。全身性に発汗がみられるケースが多く、以下のような要因が考えられます。

  • 温熱性の発汗:運動、気温の上昇、発熱など
  • 内分泌・代謝性:更年期障害、甲状腺機能亢進症、糖尿病など
  • 神経障害:パーキンソン病、脊髄損傷など
  • 感染症:結核、敗血症など
  • 薬剤の副作用:向精神薬、睡眠導入薬、非ステロイド抗炎症薬(NSAIDs)、ステロイドなど
  • 原因不明の原発性発汗:病因が特定できない場合もあり

このタイプでは、原因となる基礎疾患の治療が優先されます。

局所性多汗症の原因

局所性多汗症は、特定の部位(手のひら、足の裏、ワキ、額など)に発汗が集中する症状で、幼少期〜思春期頃に発症することが多いのが特徴です。主な原因は以下のとおりです。

  • 精神性発汗:緊張・ストレスによるもの
  • 味覚性発汗:辛いものを食べた際の反応
  • 神経障害:外傷や腫瘍による神経の損傷
  • 皮膚疾患:湿疹や感染症などが関与するケースもあり

多汗症と原因となる
エクリン腺について

多汗症の汗はエクリン汗腺から分泌されます。エクリン汗腺はほぼ全身に分布しており、人体から出る汗のほとんどがこの汗腺から分泌されます。この腺から出る汗の成分は、水分が99%、塩分が1%で構成されているため、においがなくサラサラしているのが特徴です。

エクリン汗腺は皮膚の非常に浅い部分に分布しているため、従来は手術で完全に取り除くことは困難とされていました。
川崎中央クリニックで行っているマイクロニードルドライ治療では、皮膚を切開することなく、表皮層を冷却板で冷やしながら高周波の照射針を皮膚に刺入し、汗腺の深さまで届かせます。針先から高周波を照射することで、汗腺を正確にターゲットにして熱変性させることが可能です。これにより、周囲の組織にダメージを与える心配がありません。

詳しくはマイクロニードルドライページをご参照ください。

マイクロニードルドライの詳細はこちら

原発性局所多汗症の診断

日常生活に支障をきたすほどの大量の発汗を生じる状態が原発性局所多汗症と定義されます。
原因が分からず、過剰な局所性発汗が6ヶ月以上持続していることに加えて、下記の6つの症状のうち2項目以上当てはまる場合は、多汗症と診断されます。

  • 25歳以下で発症した
  • 身体で対称性に多汗が見られる
  • 睡眠中は発汗が止まっている
  • 1週間に1回以上多汗のエピソードがある
  • 家族歴がある
  • それらによって日常生活に支障をきたす

また、自覚症状によって重症度が4つに分類されます。(3)と(4)の自覚症状がある場合は、重症多汗症の診断になります。

  • 発汗は全く気にならない。日常生活にも全く支障がない。
  • 発汗は我慢ができるが、日常生活には時々支障がある。
  • 発汗はほとんど我慢できず、日常生活に頻繁に支障がある。
  • 発汗は我慢できず、日常生活に常に支障がある。

参考:
Hornbergerの多汗症診断基準 ※日本皮膚科学会 原発性局所多汗症治療ガイドライン
重症度分類:HDSS ※日本皮膚科学会 原発性局所多汗症治療ガイドライン

多汗症治療について

これまで、多汗症を完治させる治療法として主流だったのは「手術」です。しかし、メスを使用する手術には「傷跡が残る」「術後に皮膚へ違和感を感じる」「ダウンタイムが長い」「代償性発汗のリスクがある」など、いくつかの問題点がありました。

一方で、メスを使わない「注射による治療」も選択肢としてあります。手術に不安を感じる方にとっては魅力的な方法ですが、定期的な施術が必要なため、経済的負担が大きく、完治も難しいとされています。

こうした背景から、切開を伴わない新しい治療法の研究が世界各国で進められているものの、依然として多汗症に悩む方が満足できる治療法は限られているのが現状です。

そこで当院では、これまでの課題を解決する新しい治療法として、RF波を用いた「マイクロニードルドライ」を導入しました。「マイクロニードルドライ」は、手術のように皮膚を切開する必要がなく、注射治療のように長期通院も不要な、画期的な多汗症治療法です。

美容外科形成外科
川崎中央クリニックの多汗症治療

リスクが少なく高効率の多汗症治療

美容外科形成外科 川崎中央クリニックでは、「マイクロニードルドライ」(RF波でエクリン腺を破壊する)という新しい手汗・足汗の治療法を行っています。これまでのEST手術に伴うリスクである代償性発汗の心配もなく、施術後の回復も早い画期的な治療法です。

多汗症治療は、全身のどの部位でも対応可能です。

【川崎中央クリニックでの治療実績】

手、足、ワキの他に、臀部(おしり)、額、前頭部(生え際)、頭部全体、鼻、鼻下、頬、口の下、顔全体、胸、胸の中央部のみ、背中、腰、デリケートゾーンなど、さまざまな部位をマイクロニードルドライで治療しています。

多汗症でお悩みの方は、ぜひ当院へお気軽にご相談ください。

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マイクロニードルドライの施術中の痛みについて

マイクロニードルドライによる多汗症治療は、ワキ以外の部位にも対応しておりますが、施術中に中等度の痛みを感じる場合がございます。
痛みの感じ方には個人差があり、とくにデリケートな部位や痛みに敏感な方、小さなお子様においては、ご負担を軽減するために全身麻酔をご用意しております。
施術をご希望の際は、あらかじめ担当医師と十分にご相談いただき、適切な麻酔方法を含めた治療計画をご提案いたしますので、どうぞ安心してご相談ください。

FAQ

多汗症治療に関するよくある質問

普段は多汗症ではないと思うのですが、緊張したときに出る汗も抑えることはできますか?
はい、可能です。精神的な緊張によって出る汗も、基本的にはエクリン汗腺から分泌されるため、多汗症治療と同様に汗腺の数を減らすことで、発汗を抑えることができます。
全身の多汗症で悩んでいます。特にお尻の汗がひどく、ズボンのポケットに入れている携帯電話が濡れてしまうほどです。お尻の多汗症も治療できますか?
はい、治療可能です。当院では、手や足、ワキはもちろん、お尻を含む全身の部位に対する多汗症治療を行っており、豊富な治療実績がございます。特に切開を伴わない「マイクロニードルドライ」は、リスクが少なく高い効果が期待できるため、おすすめの治療法です。
どこかの部位の汗を抑えると、別の部位から多汗が出ると聞いたことがあります。汗を抑えることでのデメリットはありますか?
神経を切断するような治療(例:ETS手術)では、代償性発汗と呼ばれる現象が起こることがあります。しかし、当院で行っている「マイクロニードルドライ」のように、原因となるエクリン汗腺を高周波で直接処理する方法では、代償性発汗は認められていません。
本来よりも多く分泌されている汗を正常な状態に戻す治療ですので、特別なデメリットは考えにくいとされています。
ワキの脱毛を受けたあとに、ワキの汗が増えたように感じています。脱毛が原因で多汗症になることはあるのでしょうか?
ごく少数ですが、脱毛後にワキの汗が気になるようになったとおっしゃる方がいらっしゃいます。脱毛時の熱エネルギーによって、一時的にエクリン汗腺が活性化することが考えられます。多くの場合は一時的なもので、時間の経過とともに改善する可能性がありますので、まずは1年ほど様子を見ていただくことをおすすめいたします。

COLUMN

わきが・多汗症コラム

CLINIC

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住所・アクセス

川崎駅東口・京急川崎駅中央口 徒歩1分!

1階、ファミリーマートを正面にみて
左側にある入口からエレベーターで5階までお越しください。

〒210-0007
神奈川県川崎市川崎区駅前本町10-5 クリエ川崎 5階

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診療受付時間

9:30〜19:00 完全予約制(土・日・祝日も対応)

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DOCTOR

院長紹介

院長 南部 正樹

院長 南部 正樹

《現在の経歴》

  • 美容外科形成外科川崎中央クリニック院長就任
  • 防衛医科大学校病院 形成外科 技術指導医
  • 中央クリニック 技術指導医
  • 日本抗加齢医学会専門医

《資格・所属学会》

  • 医学博士
  • 日本形成外科学会 日本形成外科学会専門医
  • 日本形成外科学会 正会員

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RESERVE

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